みなさんこんにちは!ワーケイターズ運営事務局です。
本日は、徳島県西部の山が連なる環境にあり、国内だけでなく世界各地から訪れる人が増えている町、「三好市」をご紹介します。
広大な山林と険しい川に囲まれており、交通網が限られているので徳島県の中でも“秘境“とも称されているこの地域は、ワーケーション先にもオススメです!
観光地詳細
三好市は、「平家の落人伝説」が残される歴史や、昔ながらの文化風習が息づく集落のまちでもあります。読めば行きたくなり、その歴史と大自然を伝えたくなる三好市の観光地5選をご紹介します!
1.1 三好市観光はじまりの場所「阿波池田駅」

三好市に交通機関を使って行くならば、 JRを使うのがオススメ 。交通の起点となるのがこの阿波池田駅です。
土讃線と徳島線の路線が合流し、高知・香川・徳島から来る特急列車がこの駅に停まります。電車の接続に1時間以上かかる場合もありますが、あえてノンビリと電車と風景をながめて過ごしてみてはいかがでしょうか。のどかに広がる山と電車の風景によって、時間を忘れそうになります。
昔ながらの街の雰囲気が残るこのまちで、三好市の観光情報を集めてみるのもよいでしょう。このほか8月13日から16日まで “いけだ阿波踊り“の舞台となる「駅前通り商店街」 や、長年酒造りをつづける 「三芳菊酒造」への酒蔵見学 もオススメです。
ラフティングで知られる四国髄一の河川「吉野川」

吉野川(よしのがわ)は、上流のある高知県から清らかで上質な水が流れることで知られています。しかし徳島県にさしかかる中流域では激しい流れへと変わる、暴れ川でもあります。
そんな吉野川中流では激流を活用して、 アウトドアスポーツ「ラフティング」 がさかんに行われています。阿波池田駅から後述する大歩危まで10店以上のラフティング施設があり、必要な機材や装備をすべてレンタルしてチャレンジすることができます。初心者の方でもインストラクターが付いてサポートしてくれるので安心です。
開催時期の目安はだいたい5月から10月まで。 月によって河川の状況や混み具合が異なるので、気温や予約状況と相談しながら決めていくのがオススメです。
「大歩危・小歩危」

阿波池田から高知方面へJRに乗ると、祖谷(いや)と呼ばれる地域に入ります。そのなかでも特に有名なのが「大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)」です。日本百名山の一つである剣山の西側において、風光明媚な渓谷があることで 世界各地から多くの観光客が集まり、注目を集めています。
このエリアには大歩危峡という四国でも屈指の景勝地があり、澄んだ水の激流と眼前にひろがる山の風景は壮大のひと言!現地には 100年以上の歴史がある遊覧船 に乗ることができ、実際に乗った人にしかその風景の雄大さは感じ取れません。
各地に散らばる名所や宿泊地への移動を考えると、まずはJR大歩危駅までたどり着いて、車や地元のバス・タクシーなどを使って移動するのが望ましいでしょう。
「祖谷のかずら橋」

JR大歩危駅から車を使って約20分、カーブの続く県道を走り抜けるとたどり着くのが 三好市最大の観光名所「祖谷のかずら橋」 です。
シラクチカズラという植物を編んで作られた橋の足場からは、10m下で流れる川が見えるスリリングながらとても綺麗な光景が広がっています。もちろん渡るだけでなく、橋の近くから写真を撮ったり川の近くまで降りて川遊びをしたりして遊ぶことも可能です。
祖谷地域は四季それぞれで風景が移り変わるので、どの季節でも魅力的な風景を見ることができます。春は藤の花が咲き乱れ、夏には深緑のひろがる壮大さ。秋には紅葉が川に映えて、冬では樹木を覆う雪景色…。時期ごとに違った顔を見せる祖谷で、あなただけの好きな風景を探しに行ってみてはいかがでしょうか?
「祖谷温泉」
いっぱい三好市の名所を巡ったら、ぜひ日本三大秘湯とも言われる「祖谷温泉」に浸かって休みましょう。この温泉に入るにはホテル祖谷温泉の本館から通るケーブルカーに乗る必要があるため、まさに秘境の名にふさわしい温泉です。
トロリとしたアルカリ性の温泉水には硫黄が多く含まれ、豊富なミネラル成分を有しています。湯治にも用いられるこの泉質によって皮膚の外傷や筋肉痛、神経痛への効果が期待されるとされています。
かつて戦乱から逃れた平家の落人たちが、この地から出た湯で体を労わった という言い伝えが残されています。日頃の疲れを癒すには何処にも代えがたく、ぜひ将来にわたって残したい名湯のひとつと言えましょう。
まとめ

いかがだったでしょうか?今回は徳島県・三好市でぜひとも足を運んでほしい観光名所5選をご紹介しました。三好市には古くから続く町並みから、何百年も前から残る山村の風景がある地域です。日本でも数少ない、古くからの文化が息づく地域といってもよいでしょう。
2019年8月、世界的旅行ガイドブックにおいて四国地方が「アジア・太平洋地域で行くべき目的地」に選出されましたが、その中でも三好市に現存する観光地や景勝地はとても際立つ存在です。徳島県には渦潮や阿波踊りなどが有名ですが、日本の歴史と残すべき大自然が広がる三好市へと足を運んでみてはいかがでしょうか。