2019年12月20日
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離島でリモートワーク…仕事と生活に必要なものは何がある?

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みなさんこんにちは!ワーケイターズ運営事務局です。

働き方改革が叫ばれる近年、「仕事のあり様」がどんどん変化しています。企業に所属しながら遠隔地で仕事をするノマドやリモートワーク、旅行先で仕事をするワーケーション。

日本にも観光地はたくさんありますが、とりわけ沖縄に代表されるような離島はリゾート地というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では離島のリモートワークでの仕事、生活に必要なものを紹介します。

日本の離島と仕事、生活に必要なもの

日本には北は北海道から南は沖縄まで6852の島があり、そのうち有人島は416あるそうです(2019年4月1日時点、参照:国土交通省、第17回国土審議会離島振興対策分科会配布資料)。

それほど多い日本の離島ですが、特殊な土地柄、都市部とは違った生活習慣、知っておかなければいけない知識もあります。以下、離島での仕事、生活に必要なもの、注意すべきことなどをまとめます。

居住環境

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短期滞在の場合はホテルや旅館、民泊などが考えられますが、長期滞在になればアパートなどを借りることもあるでしょう。

しかしその場合、そもそも物件の数が少なく、かつインターネット上に掲載されていないこともあります。

全国に展開されているような有名な不動産仲介業社よりも、地元不動産屋さんのほうが良い物件を多数確保していることもあるので、 環境にこだわりたい時は事前に現地で探しておくことも必要 でしょう。

インターネット環境

リモートワークやワーケーションに欠かせないインターネット。メール、チャット、ビデオ通話、仕事だけでなく生活にも必須のアイテムです。

離島では必ずしもこの環境が全て整っているとは言えません。仮にインターネットに接続できたとしても、速度が十分でない可能性も高いです。メールやチャットなら十分できてもビデオ通話は難しいということもあります。

現地で利用できるインターネット環境としては宿泊、滞在先施設が提供するもの、個人持ち運び可能なモバイルWi-Fi、その他施設が提供するフリーWi-Fiが考えられます。

モバイルWi-Fiの場合は、契約している通信事業社によってはそもそもエリア範囲外の可能性もあるので、事前に利用している通信事業社のホームページで調べておく必要があります。

さらに台風などの自然災害時に、携帯電話での通話やインターネット接続が全くできなくなってしまうことがあるので、緊急の場合を考えて 固定電話などの代替の通信手段を確保 しておくと良いでしょう。

仕事をする場所

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宿泊、滞在先や観光スポットなどで良い景色に囲まれながら仕事ができるとうれしいですね。景色の良いカフェやホテル、車があれば自然に囲まれた場所に出かけて仕事をすることもできるでしょう。

都市部ではワーキングスペースの確保は問題ないかもしれませんが、離島ではそもそもそのような場所が限られてきます。

便利なのが 図書館など自治体の公共施設 です。静かで空調が整い、フリーWi-Fiを提供しているところもあるので仕事に必要な環境が全て手に入ります。滞在先で利用できるかどうかは各自治体に問い合わせてみてください。また、地元の方への配慮も必要ですね。

会議室などは企業が運営するようなものはそもそもない可能性があります。これも自治体が運営する場所を利用させてもらうことが有用です。

島外と島内の移動手段

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離島への移動手段は航空機かフェリーなどの船舶になりますが、例えば日本航空では島根、鹿児島、沖縄の各離島を対象に「離島割引」という制度で、安くチケットを買うことができます。

離島割引は各自治体で発行してもらいますが、住民票が自治体にあるなど発行の条件を満たすことが必要です。

また、島内での生活に関して自家用車またはレンタカーの利用が必須といって良いでしょう。行きたい場所にすぐに行くためには車の利用が欠かせません。そうでなければ、タクシー会社の連絡先や、バスなど公共交通機関は便数が少ないので運行時間などを事前にチェックしておきましょう。

ほかに 小型のオートバイや折り畳み自転車を持ち込む こともオススメです。移動距離が少ないのであれば手軽に行動できる良い交通手段です。

お店までのアクセス

離島での商品は地域にもよりますが日常生活に必要なものはほとんどそろいます。気をつける点はその店までのアクセスが良い場所に滞在することです。

車があればよいのですが、そうではないと徒歩で数時間かけて買い出しに行くということにもなりかねません。

また、滞在先で手に入らないものはAmazonなどのウェブ通販サイトを通して購入することができます。配送に時間はかかりますが、それ以外でそれほど困ることもありません。

もしもの時の病院

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滞在先で体調を崩してしまう時もあるでしょう。もしもの時は近隣の病院や診療所に駆けつけるのが一番早いです。

しかし病院の数が少なく、その症状に対応できる医師がいないという可能性もあります。さらに緊急を要する場合はヘリコプターなどで本土の病院へ緊急搬送などということもあり得ます。

持病がある方は滞在先に対応できる医師や施設が整っているか確認すると良いでしょう。

また、沖縄・奄美地方に生息するハブという毒蛇は、噛まれたら一定時間内に血清を打たないと命に関わる危険性もあるなど、各地域ならではの注意点もあります。

まとめ

離島は都市部に比べて交通インフラや、インターネットなどのサービスが十分とは言えません。そのことを考慮して自分の仕事に必要なものがそろうかどうかを事前に調べておく必要があります。

また、病気や自然災害などの突発的な出来事に関して安全に対処できるよう心構えをしておくことも必要です。ワーケーションで短期滞在のつもりが台風で数日足止めされ予定通りに帰れないことも十分起こり得ます。

いろいろと知っておくべきことを述べてきましたが、楽しみなことも多いですよね。

すばらしい景色やグルメに文化、知らない土地では新たな人との出会いも楽しみの一つです。一緒に食事やお酒を楽しめて、なにか起こったときに頼れる知人・友人ができたら最高ですね。

離島は自然に満ちた環境や人があなたを癒してくれる素敵な滞在先になることでしょう。必要な準備をして充実した離島ワークを送りましょう。

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