2020年4月18日
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福島県・福島市で古代からの歴史と自然を楽しむ!風光明媚な名スポット

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みなさんこんにちは!ワーケイターズ運営事務局です。

今回は、ワーケーション先に福島県を選択される方のために、県庁所在地である「福島市」をご紹介します!

福島県といえば会津若松市やいわき市など、ある人によっては他の自治体の方が有名かもしれません。しかし福島市もまた、 日本古代からの歴史や自然環境を感じられる名スポットがある地域 でもあります。いずれも車や公共交通機関こそ必要ですが、訪れてみてほしい場所です。

それでは、福島市の景色をいっしょに見て行きましょう!

花見山公園

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市街地から東部へ約4.5km。街並みと盆地が見渡せ、「桃源郷」とも謳われた桜の名所です。

もともとは1930年ごろから標高180m程度の小さな丘陵に、樹木農家がなりわいの一つとして花を植え育てていた場所でした。1945年以降、その美しい景観からしだいに訪れる人が増え、1959年に一般開放して以降、市有数の観光地として根付きました。

その後、20世紀を代表する写真家・秋山庄太郎が、入賞作品をもとに見知った縁で公園を訪れ 「福島県に桃源郷あり」と称賛 しては何度も写真展の題材とし、当園の知名度はさらに向上しました。

花の見ごろは2月中旬から4月下旬まで。代表的なものとしては。約10種類ものサクラや桃、ハクレン、ウメなどの樹木が咲き乱れます。また「筆を逆にしたような木々」が見えるのもこの公園の特徴です。

私有地のため、ゆったりウォーキングしながら景観を楽しみましょう。

中野不動尊

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街から北西に約10km、県内で数多くの参拝者が集まる「日本三不動尊」のひとつです。1183年の開祖以来、3体の不動明王が祀られております。

古くからの信仰が数多く残されており、不動明王が祀られる場所までの「洞窟巡り」や毎年2月28日に修行者が身心を浄める「不動滝」、人間が生まれながら抱える三毒などを取り除く「とげぬき地蔵」伝説などが現存しています。福島の地はとりわけ飢餓や農作物の不況を乗り越えた歴史があるため、 過去との脈絡としたつながりを今に伝える地 でもあります。

また、道行く人々に安息をもたらす風習が残っています。毎年7月中旬には「夏のお茶会」が開かれたり、年間を通して参拝者の休息場所として開いている「かもしか庵」でお茶や菓子・地元の漬物が楽しめたりできます。

厄除けとともに、ゆったり心を休めに行かれてみてはいかがでしょうか。

飯坂温泉

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飯坂温泉(いいざかおんせん)は、宮城県の秋保温泉と鳴子温泉に並ぶ「奥州三名湯」のひとつです。JR福島駅から私鉄に乗りかえて所要時間20分ほどと、アクセスも良い日本屈指の温泉街として知られております。

古くには ヤマトタケルノミコトが東北部へ出征した際に湯治に訪れた伝承 が残されており、また日本最古の共同浴場「鯖湖湯(さばこゆ)」があるなど、この地に残る歴史とのつながりは枚挙にいとまがありません。

9つの共同浴場や温泉宿でゆったり身体を労わるのはもちろんのこと、イベントも盛んです。飯坂八幡神社にて10月上旬の3日間にかけて神輿をぶつける「飯坂けんか祭り」や、この地に根付いた豪商の「旧堀切家邸宅」がこの地にはあります。また、芸術家・タレントの片岡鶴太郎氏が持つ「福島片岡鶴太郎美術館」では特設展などが催されています。

街を歩いてみては、歴史と文化、そして湯治でゆったり羽をのばしましょう。

四季の里

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福島市主導で開かれた農村テーマパークが、この「四季の里」です。市の南西部に位置する広々とした敷地内では、工芸・販売・飲食・散策などのように、ゆったりと過ごすことができます。

現地では福島県産のくだものや蕎麦粉・野菜などを活用して、四季によって種類が変わるアイスクリームや出来立ての手打ちそばがすぐに味わえます。また直営のレストランでは、アサヒビール福島工場から直送された生ビールとラムのジンギスカンが堪能できます。

福島の自然環境や農業を「五感で体感できる公園」として、ここまで足を伸ばしてみるとよいでしょう。

浄土平

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浄土平(じょうど・だいら)は福島が育んだ自然環境が多く育まれている、国立公園のひとつです。

修行の地として知られる吾妻山神社からこのエリアまで歩いた人々が、 「吾妻小富士」や花々に囲まれた綺麗な景観を“極楽浄土”に例えた ことからこの名前が付きました。歴史的には西暦300年ごろからこの地にまつわる伝承が残されており、伊佐須美大明神が祀られていたことが残されています。

本来、湿原で育つようなモウセンゴケやツルコケモモ・エゾリンドウなどの湿生植物や、イワカガミ・マイヅルソウ・マルバシモツケなどの高山植物が生息する豊かな環境がひろがっています。

あとがき

福島市には奥州伊達家の歴史はもちろんのこと、郊外に足を伸ばすと古代からのつながりを感じさせる観光名所が多くあることに気づくはずです。

さらに郊外へと行けば、色とりどりの水色で知られる「五色沼」や風光明媚な里山「安達太良山」、会津若松の「鶴ヶ城」など、歴史と自然景観の広がる地域です。幾多の苦難を超えた福島県で、自然散策と歴史を感じる旅にしてみてはいかがでしょうか?

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