2019年9月18日
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台風直撃でリモートワークが本領発揮?出勤なしでストレスフリーの環境を作るためには

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みなさんこんにちは!ワーケイターズ運営事務局です。

毎年の様に台風が日本列島を直撃し、大変な被害を出しています。電車は止まり、タクシーも捕まらない。大混乱のなか、こんなことを思いませんでしたか?「なんで、こんな時に会社に出社しなきゃいけないんだ…?

多くの日本の会社は、例え台風で電車が止まろうが「絶対出社」の風潮がいまだに根強いところがあります。普通に考えれば、台風が直撃する日に出勤させれば、自ら社員を危険な目にあわせる可能性が高まります。

また台風の日にわざわざ会社まで出勤して 仕事がはかどるのでしょうか?

そんな疑問にいち早く答え始めている会社は、最近では台風の進路を予測して、いち早く数日前から台風当日は社員にリモートワークを推奨していたりします。

本日は、台風で電車が止まって出勤困難な時にリモートワークは有効なのか、そのあたりを詳しく解説していきます。

リモートワークとは?

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近年、リモートワークやワーケーションという言葉がよく語られますよね?

リモートワークを一言でいうと、「ITなどを使い、勤務先のオフィス以外の場所で仕事を行うこと」です。元々は「遠隔(リモート)で仕事(ワーク)をする」という造語からきています。

またリモートワークを別の角度からみると、「出勤をなくして、仕事をする場所をワーカー本人が自由に選べる仕組みのこと」でもあります。

台風直撃の3日前から自社アプリ上でリモートワークを促す試み

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最近は電車など、台風が接近している時には「計画運休」を行うことが増えています。

計画運休になると、電車は台風の影響が無くなるまで動くことはありません。また計画運休後は、大量の乗客が駅に一気に押し寄せ、実際に乗れるのは数時間後になることもあります。

こんな時でも、会社に通勤しなければならないのはつらいですよね。

都内のある会社は、台風が襲来しそうだという予報が入ると、社員に 3日前から、自社アプリ上で台風当日はリモートワークを促しています。 また台風当日も、社長自ら社員の安全を考え、改めてリモートワークをすすめるメッセージを発信しているそうです。

これにより台風当日は、比較的安全が保たれる数名だけが出社して、残りの社員は安全に自宅でリモートワークでの作業を行っています。

気温35℃を超えると「猛暑リモートワーク」が推奨される会社も

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実は台風だけではなく、気温が35℃を超えると「猛暑リモートワーク」が推奨される会社もあります。

こちらも 最高気温が35℃以上が予想されると、アプリ上で「猛暑リモートワーク」の推奨が通知される仕組み です。「猛暑リモートワーク」の導入で、社員が通勤途中に熱中症にかかるリスクが低減できたといわれています。

このように台風や猛暑日など、自然災害によるケガや病気のリスクをリモートワークは回避することが可能です。

「テレワーク・デイズ」の取り組みでリモートワークへの理解が進む

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国内では毎年、一定の期間を設けて「テレワーク・デイズ」が開催されています。

「テレワーク・デイズ」は国がすすめる「働き方改革」の一環で毎年試験的に導入されています。 国が決めた1か月間は企業はテレワークを推進しましょう ということです。

国自体が推奨しているので、国内の一般起業への浸透も早く、最近は「テレワーク・デイズ」に似たような仕組みを普段から取り入れている会社も増えてきています。

このように社員がリモートワークに慣れてくれることで、台風の時でも慌てることなく、アプリからの一報でリモートワークに移行することが可能になります。

台風に備えてリモートワークへの準備を!

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台風や突発的な災害に備えて、全社でリモートワークへの準備をしてみてはいかがでしょうか?おおよそ次のような仕組みが整えば、リモートワークは可能です。

  • 普段から自社アプリ上のメッセージは社員全員が共有する。
  • 社員同士の連絡はチャットを使い、相手と共有する。
  • 詳細な打ち合わせが必要な場合はクラウド電話を使い、細かく打ち合わせる。
  • 相手の顔を直に見ながら話す必要がある時は、ウェブカメラやディスプレイを使ったテレビ会議システムを使う。
  • 全員のスケジュールをアプリ上で一括管理し、作業の進捗状況を見える化する。

このように普段の業務から積極的にITツールを使うことで、実際の台風の日にはメッセージの一括送信だけで円滑にリモートワークに移行することができます。

また普段使いのリモートワークでトラブルが発生することで、前もって改善され台風当日にはスムーズに運用することが可能になります。

リモートワークが採用されていると上司も自宅待機の許可を出しやすい!

普段からリモートワークが採用されていると、台風の時に上司も自宅待機の許可を出しやくなります。

台風当日に、無理に出勤させていると社員のモチベーションは当然下がります。実際、無理に出勤してきてもだれも来ていなかったり、取引先とも連絡が取れないケースも多いです。結果 ストレスが溜まり、効率が悪いまま当日が終わり、逆に出勤したばかりに嫌な気分になることあります。

特に台風当日でも「絶対出社」の社風が強い会社は、上司が自宅待機を中々決められないところがあります。そのため判断が遅れ、危険が迫っている時でも社員に出社をさせてしまいます。

ところが普段からリモートワークを採用して、滞りなく業務を遂行している実績があれば、上司は迷わずリモートワークを口実に自宅待機の許可を出しやすくなります。

また会社としても、リモートワークの指示を数日前から前もって出しやすくなります。

まとめ

今回は台風の時のリモートワークの活用についてご紹介しました。

リモートワークができる環境を普段から整えておくことで、何らかの理由で社員が出勤困難な時は実際リモートワークは効果を発揮します。また、なによりもリモートワークは 出勤によるケガや病気などから社員の安全を守ってくれます。

リモートワークを上手く活用すれば出勤なしでストレスフリーな業務を実現できます。これからの働き方の一つの方法として、リモートワークを取り入れてみてはいかがでしょうか?

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