2021年11月15日
地方創生

【事例】耕作放棄地の竹林を活用して、バンブービレッジを作ろう! / 前編

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みなさんこんにちは!
JALワーケーションプログラム運営事務局です。

今、皆さんのご覧になっている「JALワーケーションプログラム」ですが、実は今年初めての取り組みではなく、その前身として2018年に愛媛・北海道・オーストラリアを舞台に実証実験が行われてたことをご存知でしょうか?

今回の記事では、その頃の様子となってしまいますが、皆さんがどんな感じでワーケーションに取り組まれたのか、その様子をレポートしたいと思います。

☑︎ ご注意ください
この記事で取り上げているプロジェクトは、現在募集を終了しております。もし、参加をご希望の方は、個別にお問い合わせください。

瀬戸内の自然に抱かれて、耕作放棄地の「竹」を使ったプロジェクトに挑戦!

ワーケーションを通じて体験へ参加したのは、現在日本の各地で問題になっている耕作放棄地に生い茂る竹林を伐採し『島全体を「バンブービレッジ」化して、みんなのコワーキング・アイランドをつくろう!』というプロジェクトでした。

どんな取り組みだったのでしょうか?早速見ていきましょう!

あいにくの悪天候の中、竹林へ!

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2018年8月20日。しまなみ海道を訪れたのは、大学生になる息子さんと、今回初めて二人旅をしたというお父さんでした。

現場である竹林は、雨雲に日光を遮られて薄暗く、少しだけ危険な雰囲気が漂っています。かつては、この地も 黄金のように柑橘が生い茂る、整地されたみかん畑 でした。しかし、たった数年の放置により、周囲は竹に侵食されてしまっています。

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バンブービレッジを作る…言葉では簡単ですが、地道な努力と時間が必要です。

この日は、手始めに「机」を作ってみようということで、2本の長い竹を切り出しました。水分を吸った竹はとても重く、2人がかりで慎重に持ち運びます。

作業場に戻り、竹を加工!

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小雨に打たれながらも、暑い日だったのでどこか心地よい。作業場まで持ち帰った竹は、電動ノコギリを使って均等に切り分けられます。

インテリアデザイナーであるプロジェクトオーナーの指示により、机の天板を支える支柱の長さは「72センチ」 に決まりました。この微妙な数字が、後々の使いやすさを大きく左右するのかもしれません…!

天板を支柱に備え付け、完成!

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あんなに長く、重かった竹も一つにまとめるとこんなにコンパクトになってしまいます。しかし、ドンと重量感のあるその姿は、とてもインパクトがあります ね!

一旦、他で利用している椅子を備え付けて、早速リモートワークの開始です。こころなしか、作業もテンポよく進みます…?!

参加者のコメント

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日ごろはやらない事が体験でき、懐かしい感じもありました。楽しい皆さまとの会話も良い思い出です。ありがとうございました。
この体験を今後の休暇の過ごし方や仕事に活用できたら良いな、と思っています。また、息子との二人旅(人生初でした)のきっかけともなり感謝しています。

重労働でも、どこか心地よい…とても良い笑顔です!普段、あまり経験できない田舎での作業が、親子の絆を一層深める一つのきっかけになると嬉しいです。